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大自然の恵みヘナのお話
そもそもヘナって何?
自然派のヘアカラーとして定着しているヘナカラー。
そもそもこの「ヘナ」っていったい何?
「ヘナ」もしくは「ヘンナ」とも言い、インドやパキスタンを中心とした熱帯地域に広く自生するミソハギ科の植物で、日本名では指甲花(しこうか)と言います。
この葉を有機栽培し、乾燥させて粉末状にしたものがヘナカラーの元になるヘナパウダーです。
ヘナパウダーを水で溶いてやわらかくしたヘナペーストがヘナカラーで使用されているのです。
ヘナはどれも同じ?
ヘナはどれも同じなのでしょうか?実は、ヘナはどれも同じというわけではありません。
大きく分けると2種類に分けられます。100%植物染料のみを使用したナチュラルヘナと、微量の科学染料を含有したケミカルヘナです。
ヘナカラーを選択されるほとんどの方は、白髪が気にはなるが普通のアルカリヘアカラーに抵抗があるという方や自然派志向の強い方だと思いますのでどう考えてもナチュラルヘナがいいに決まっています。
ではなぜケミカルヘナがあるのか?それはヘナカラーの特性が関係しています。
普通のアルカリヘアカラーは、アルカリ剤と過酸化水素のチカラで毛髪のキューティクルを開き、毛髪内部のメラニン色素を脱色し、新たな色素を内部に閉じ込めることで自由に色を楽しむことができます。
一方、ヘナカラーは脱色するチカラはありません。
ヘナに含まれるローソンというオレンジ色の色素がタンパク質に絡みつくという性質を持っており、その性質を利用して毛髪に色を付けています。
皮膚も髪と同じくタンパク質でできているので、クレオパトラはマニキュアとして爪をヘナで染めていたという記録もあります。
ヘナは自然の植物の色素をそのまま利用しているだけなので、アルカリヘアカラーのように思い通りのカラーリングはできません。
脱色もしないので白い髪は染まりますが黒い髪は染まりません。
ヘナは自然の植物原料なので、栽培方法や地域、収穫時期などによってムラがあったりします。
オレンジ色の色素が付いて染まるだけなので、基本的にはオレンジ色にしかなりません。
一度オレンジに染めてから二度染めをしてインディゴという青い染料と混ぜ合わせることで色をコントロールします。
思い通りのカラーコントロールが難しく、時間もかかります。
このことを解消するために生まれたのがケミカルへナです。
ヘナの良さはそのままに短時間である程度思うようなカラーコントロールが可能になったのです。
ただし、アルカリカラー剤に含まれるジアミンにアレルギーのある方にはおすすめできません。
ジアミンアレルギーのあるという方にはナチュラルへナ。そうでない方にはケミカルへナがおすすめです。
ヘナにはトリートメントとしてのチカラがあるので、続けていくとくせが落ち着くようになったり髪にハリ・コシが生まれます。
通常はヘナを水道水で溶きますが、水道水に含まれる塩素やミネラルなどが手触りを悪くしてしまうので、こだわるなら精製水やコーヒーを混ぜたりすることも有効だと言われています。
もちろんシャペルシェはπウォーターや高濃度水素水を使用してヘナの良さを最大限活かすことを心がけています。



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