実は髪の毛と密接に関係しているといわれているのが直接、口にするものです。
食べたものの栄養が体中に行き渡った残りが髪の栄養分になるからです。
そこで足りない栄養素を補うのに最適なものがサプリメントなどの健康食品ですが、スーパーフードいわれるものはとくにその栄養価が注目されています。
「スーパーフードとは健康によい栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品」と定義されています。
つまり、スーパーフードとは栄養面で優れていることはもちろん、特定の有効成分がずば抜けて高く含まれている少量で効率的に健康に良い成分を摂取できるものをスーパーフードと呼んでいるということになります。
スーパーフードの発祥であるアメリカ・カナダでスーパーフードを代表するものとして認知されているもののうち日本スーパーフード協会が推奨するスーパーフードにプライマリースーパーフード10と呼ばれるものがあります。
・スピルリナ
地球上で最古の藻の一種。アミノ酸・ビタミン・ミネラル・食物繊維・不飽和脂肪酸などが豊富。
・マカ
鉄分・カルシウム・ミネラルが豊富。ホルモンバランスを整えてくれるので女性の冷え性や生理不順に効果的。男性の精力剤にもよく配合されている。
・クコの実(ゴジベリー)
中国産のナス科の低木。ビタミン・ミネラル・タンパク質・β-カロテンが豊富。薬膳にも使われるエイジングケア効果の高い食材。
・カカオ
中南米原産のアオイ科の常緑樹。苦味成分テオブロミンが集中力を高め、リラックス効果を高める。また反対の作用としてフェニルエチルアミンが高揚感をもたらす効果も。
・チアシード
メキシコ原産のシソ科の一年草であるチアの種子。たんぱく質が豊富な上、水に浸すと10倍ほどに膨らんでジェル状になるのでダイエット食材として不動の地位を確保しています。
・ココナッツ
熱帯地方に生息するヤシ科の植物。カリウムを多く含むのでココナッツウォーターは現地では天然のスポーツ飲料と呼ばれています。ココナッツオイルは中鎖脂肪酸の作用でダイエットに効果的。
・アサイー
ブラジル原産のヤシ科植物。抗酸化作用のあるアントシアニン・鉄分・食物繊維・カルシウム・ビタミンEが豊富。
・カムカム
ビタミンC含有量世界一の果実。酸味が強い。
・ブロッコリースーパースプラウト
ブロッコリーの新芽。デトックスの王様とも言われるスルフォラファンが一番多くなる発芽から3日目のものだけがこう呼ばれる。
・麻の実(ヘンプ)
中央アジア原産のアサ科の一年草。人間の体内では合成することが出来ない必須脂肪酸α-リノレン酸を多く含んでいるので良いタンパク質源になります。
以上がプライマリースーパーフードと呼ばれるものです。
他にも有名なスーパーフードは
・ウコン
クルクミンが肝臓の働きを良くするので飲み会には必須成分。さらに抗うつ作用もあります。
・亜麻仁(フラックスシード)
地中海近郊に自生するアマ科の植物の種子。希少なオメガ酸脂肪酸・食物繊維・リグナン・タンパク質が豊富。
・キヌア
古代インカ文明の頃から食されている穀物。栄養価の高いといわれる玄米よりもたんぱく質と鉄分は2倍、カルシウムは5倍も多く含まれます。
・そば
ポリフェノールの一種ルチンが血管を強くし活性酸素を除去。脳の記憶細胞の死滅を防ぐのでボケ防止にもよい。
・生はちみつ
非加熱処理のはちみつにはビタミン・ミネラル・グルコン酸が豊富。殺菌作用もあります。
・アーモンド
ビタミンEが豊富でアンチエイジング効果がある。ダイエットにも効果があるといわれています。
・ゴールデンベリー(インカベリー)
ほおずきの実の一種。フラボノイド・β-カロテンが豊富で粘膜を強化して体を外敵から守ってくれます。
・アロエベラ
免疫機能アップや抗炎症作用のあるネバネバ成分ムコ多糖類が含まれる。細胞間の水分を保つ働きも。
・ザクロ
女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするエストロンが更年期障害や生理不順に効果的。
なども効果の高いスーパーフードだと認められています。
ここからは日本が世界に推奨するジャパニーズ・スーパーフードです。
・納豆
プロバイオティクスが腸内環境を整えてくれる。
・味噌
タンパク質を吸収しやすい性質がある。基本、発酵食品は長寿食と言われている。
・甘酒
味噌は大豆を発酵させているが、こちらは米を発酵させているので糖質が吸収しやすくなっている。
・緑茶
ポリフェノールの一種カテキンが老化防止、血圧や血糖値の上昇を抑え、殺菌作用が口臭や虫歯予防に。
このように案外、身近なところにもスーパーフードはあるんですね。
スーパーフードにはそれぞれ特徴があり、全ての栄養素がバランスよく配合されているもの、何か一つの有効成分が突出しているものなど用途により選んでみるのも楽しみの一つではないでしょうか?
髪の健康はまず食生活からです。
この機会に一度、食生活を見直してみてはいかがでしょう?